地球社会における新文明への耕作活動へ

日本の国際貢献 Japan's international contribution

【Ⅱ】風土から発する人間環境を相互依存的に活用(π結合:*3)する社会制度へ

風土から発する人間環境を相互依存的に活用(π結合)

P21

長い歴史的期間における人類種族の移動は、与件適応によって進化する人間の意識段階の向上を促すためのものであったように思われます。特定環境の地域に定住する目標をあたえられた人間の集団が、地域風土に適応して生存条件を改善し適応する過程が肉体の進化上にも情緒体あるいは精神体の改善段階にも必要であったのだと(バクテリヤなど微生物の遺伝的改良条件における致死率と優良な成果発生率との関係についての研究等によって)思われます。

人間の意識段階は、このような進化与件を与えられて、多くの思考経路を模索し紆余曲折を経験しながら、地域に発現する現象から生まれる仮定された足掛かりをもとに、さらなる推理シナリオの構築を繰り返し、仮説検証というある種のシミュレーションによって相対的な理解についで絶対的な確信に至るとき次なる意識段階に登段できるのであります。

民族が長い悲願や努力のすえに獲得した領土から生まれた伝統や文化は、民族のもつ遺伝的特性とともに生存環境と密接な関係を持っているのは当然のことであります。ある民族が大きな努力の上で獲得した領土には、必ずや多くの悲劇が因果応報の結果として繰り返され、これも人類の必須の段階として辿ってきた道程であります。今、漸くこのような繰り返しの物的な段階から脱出できそうな地球に生きる人類として最初の機会に遭遇しているのであります。

しかし、特定の意識を持った定着者のモラルは歴史的経過の中で風化し、始めにあった明確な目標像は分散してしまい、日常の営みの中では地域風土から来る文化は一般的な社会と同じ正規分布を示すのが普通のことであります。

このような特定地域における住民の意識分布は獲得形質を中心としたものになり、当初目標として置かれた風土との因果関係は見失われ、数千年という時系列変化の末、生まれでた意識分布は、現在求められる地球人類社会への貢献との関わりとしては殆ど失われています。

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