【Ⅲ】「北と南」から「分かち合い社会」の構築並びに経済的な適応措置
「北と南」から「分かち合い社会」の構築並びに経済的な適応措置
P28
北半球に存在する先進国家群と主として南半球にある国家群とは、大きな格差を今なお保持しています。それは「南と北 生存のための戦略」(*3)に関するヴィリー・ブラント委員会の指摘するごとく、人間の心が人間らしく自ら制御されることがなければ、もはや時の流れや自然の浄化能力に任せる解決の道はなく、大気汚染など地球が生命体としてもつ有限の時間を止める道はもう無くなりつつあります。
しかし新ミレミアムの融合という波動を受け、貪欲する低我の要求を自律して正義と秩序ある地球人類社会を構築し、人間惑星に進化するという建設的かつ集団的に意志決定された国家意志のもとに全人類が結集すれば、大方の生活水準を維持したまま、更なる貪欲する心を制御し、乏しきを分かち合うのだと決意するだけでも新しい世界が見えてくるものと思います。そしてこのことを実証的に解明する膨大な作業は、現代人にとって有意義だと思います。
まず我々が現実の生活の中にあって、「これなら出来そう」という自律する可能性を見極めたら、それを「やるのだ」と行動するためまず起ち上がることこそ重要であります。その時見えてくる世界は、意外と今まで思っていることとは違って明るく開けたものになっています。このように心ならずも虐げられた国際的弱者に正義ある未来像と希望を与えるべく、その集団化合意へ向かって展開することを決意する国家が、いま最も求められている存在であります。
←戻る|目次|つづき→