地球社会における新文明への耕作活動へ

日本の国際貢献 Japan's international contribution

【Ⅲ】「北と南」から「分かち合い社会」の構築並びに経済的な適応措置

2.先進諸国、ロシヤ共和国ならびに中国等の位置付けと多軸な極性

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森羅万象という物的現象には、両極性の存在は不可欠であります。むしろ森羅万象は積極と消極の二極があって始めて存在するものであります。誕生と死、無限と有限、上と下、左と右、始めと終り、天と地、あらゆるものに両極性があることが創造の基本であります。全ての物質的な存在は極化の性質を持っており、一方の極に存在するものは他方の極を求め、両極の間に存在するものは遠い他方の極との調和を求める性質を持っています。

もし、何かの現象が生じて一方の極に存在するものが、軸性の異なる他の極性から発生する要因の影響を受けて他方の極から遊離すると、極化の性質から同一の軸性の他極を求めて模索の活動が始まり、模索活動の結果、同一の軸性の中で両極性が成立しないときは、軸性の異なる近くの極性の影響のもとで極性のないまましばらくは存在するものの、一定の時間的経過の上で消失してゆくのであります。

長い米ソ冷戦の時代は、理想主義的対立の時代波動を受けて資本主義と共産主義、あるいは市場経済と計画経済との大きな極性のもとに、厳しいながらも一定の秩序をもって国際社会は存在していました。ゴルバチョフ大統領とブッシュ大統領との大いなる対話のもとにベルリンの壁が消失したとき、世界は新しい希望に溢れていましたが、新しい極性は未だ生まれ出ようとせず、新しい他極を模索し、多軸の極性を構築する働きは継続されているものの、模索の時代が継続したままになっています。
アメリカ一極による対流圏ともいうべき国際社会は、アメリカやここに関連する諸国の経済と軍事力の強大な力の政策が強化される結果となり強者と弱者の厳しい極性をうみ出し、国際的テロリズムという復讐の極性を生んで、とどまることのない混沌を生みだしています。

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