【Ⅲ】「北と南」から「分かち合い社会」の構築並びに経済的な適応措置
3.地球生命体として、分かち合い社会による天啓を受けられる社会へ
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国際社会を含めて世界に行われている産業振興のための特許制度も、地球社会を対象とする公的な分野において生じるだろう問題と、厳しい競争に耐えて活躍する産業に貢献する制度との狭間にあった様々な意見によって、厳しい討議の渦中に翻弄されて存在しています。
地球人類社会にとっても、産業の振興は更に長期にわたる展開を継続しなければならないことは勿論のことですが、新しい技術開発が限定をもつ地球の生態系を維持するという与件に適応するため、各国、各企業にとっての重要な戦略となりだすと、いかにして画期的発明を生み出させるか、人類にとって新しい創造的分野を拡大する創造性の高い発明が重要な課題となってくるのは当然のことであります。しかしノーベル賞の様な世界的な著名な発明にも見られるとおり、最近では思想的かつ技術的裾野の広い科学技術の根幹となる発明は殆ど見られなくなっています。
最近、多方面に見られる大規模技術の集大成のようなプロジェクトでは、大量の研究費と大勢の研究者がいればそれだけ好ましい成果を生みやすいのですが、それは必ずしも画期的発明や優秀な研究成果を生ずるものではありません。画期的発明が生ずるときの研究者の条件は次のようなものであります。
① 研究者は目標とする発明に身命を惜しまぬ熱意を投入できる人であること
② 研究者は事象に対して謙虚であり、天啓を受ける資質を有していること
③ 研究者は目標達成に対して前提、与件や獲得形質に左右されぬ自由度を維持していること
④ 研究者は観察できる現象に思考の原点を識別する力を有し、シナリオの成果に更なるシナリオを描く広範な推理力を有すること
⑤ その研究者と異なった分野の者が連携して研究していること
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