地球社会における新文明への耕作活動へ

日本の国際貢献 Japan's international contribution

地球生命体への善と益と

4.進化の耕作基盤たる地球社会の思想と道具

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① 新たなる成長条件の構築
現代における地球人類は、新しい成長の道に希望を持って生きられる望みを得られたとき以外は、意欲的な活動に進めない心の段階にあります。今や、1930年頃の新分配政策と言われる無限の可能性の中の再配分のシステムが気力を呼び起こす時代ではなく、況や有限の成長条件の中に自分だけが生き残る道を模索する時代の愚かさを知らぬ人類でもありません。

過去の貪欲によって支配した時代の獲得形質に思いを馳せることもなく、日常に生き残る厳しい経済環境の虜になって自らを失っている人の多さに、象徴される基本的な問題があるように思われます。そして自分だけが特別の逃げ場を作って、他の方の犠牲の上に成り立つ世界で自己満足しようとする方々もあまり数えられなくなり、より少なくなって来ています。

しかし、この条件を満たす外は逃げ道のない厳しい条件を持つものであっても、夢と希望にあふれた地球人類の未来が其処に示されて、現実的に自分が参画できる実感を描き出す道が示されるものでなければなりませんし、更なる成長の道を模索できる基本的な立場もあってほしいと思うものが多くなっています。

それをなすためには『地球生命体の主導的生命である地球人類という集団の益と善』とに国家と国民たる個が完全に調和することによってのみ、生み出される可能性をもつものであります。

人間にとっての幸福は、地域社会という人と人との関係、自然と人と関係の中にしかありません。それが現代の人間にとっては如何に狭き門であってもこれを超える自律のみちこそが凡てであります。所得階層の上昇は確かに人間に余暇時間を拡大し、多くの思索の時間を与えてきました。しかしこの所得階層の向上が適正な思索に結びついて、人間に幸せをもたらすものでなくては、所得上昇の価値はないと言ってよいように思います。

いわば『人類という集団の益』に、そして善に繋がる所得階層の上昇こそが、集団的な意識改革の起動子の越えねばならない与件になるのであります。地球人類の新たなる成長の道は地球生命体を構成する『集合』の状態を対象に、地球生命体の進化という共通の目標の下にある集団の益と善のために凡ての国家と国民が献身することを求められる段階に『歴史的時間を経由して漸くにして』やって来たと言ってよいように思います。


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