地球生命体への善と益と
4.進化の耕作基盤たる地球社会の思想と道具
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ここに見られる多くの紛争と対立は、一言で言えば国家や地域、そして民族間の宿業ともいうような表象を持っていますが、もう少し細かく歴史的経緯や、地域や国家の属する普通の市民の家族とそれぞれの思いに視点を置いてみたとき見えてくる対策は、地球生命体という集団の益と善を行うために社会的ジレンマを超克せんとして、それなる事業を現実に行う意志あるものにとっては、結構それなりに具体的な姿を見せてくるように思います。
上表に示される世界の紛争地域の現状は、嘗て或いは現在も当事者にとってよりよき未来を求めての動機によって行われた結果、生まれた因果関係であったり凄惨な紛争であったりしていますが、先進国が主導した進化上の宿業も結構多く含まれており、二百数十の国家や国家に属する幾千の地域について詳細な調査を重ね適正な識別と対策を定めるような視点がいま重要になっていることを感じます。
物的なそして社会的なフロンティアを求めて行われた18世紀から20世紀にわたる先進諸国主導の活動は、惑星地球の有限性が目に付くときに当面して、いよいよ転換せざるを得ない空気があちこちに出てきました。このようなときになっても、従来の価値観のもとに集団的領土内の国民の利益を考えるのは当然であるという名分のもとに駆け込み支配を求める数々の国家も観察されています。これらの事象の主因は、世界的な世論の基調が不明確であり、国際社会的不正義の横行が未だ非難されるところまで言っていないという時代認識が許されると誤解されていることに原因があります。
文芸復興の時代を経て多方面に亘って大きな国家的格差を生じ、先進諸国が主因となった軍事力や貿易力などによる力ある覇権支配は、ある意味では被支配国に様々な圧迫や支配を行い厳しい宿業を生みだしてきましたが、『人類進化に関する主導的な役割を果たしたという意味において、貴重な貢献をしていることも事実』であります。いわゆる覇権なる力を行使したが、この覇権を行使して『支配者となった他国の意志に従ったことから発生した宿業を、自らの意志によって自律して進化の道を歩むという意志が国家集団として合意され公示されたとき、そこに存在するカルマを昇華できる可能性』を明確に提示し、これを国際的手段として支援する制度を、関係各国の会議によって宣言すべきではないかと思うのであります。
日本にも第二次大戦の当事者として、支配や被支配の厳しい体験を持っていますが、新しい時代を迎え新しい時代へ展開する前に、大戦によって発生したこのエネルギーについて、内的な方位を示すエネルギーは立ち上がり、自ら原爆に対しても、下記する意志の検討によって耕作による勝利を国民の意思として大地の中心と繋げる働きに向かうことを願って進まなくてはなりません。
回復可能な作用は早期に回復し、回復不可能な作用に対して覇権国は、被覇権国の自律的、集団的、国民的合意によって可能な限りの回復のための対策を支援したとき、宿業の様々な影響を緩和することができるように思います。
初めての原爆被爆国の日本は、この厳しい力の行使について、明確に宿業への解答を、国民的合意として世界に提示しなければなりません。原爆投下という当時の米国の選択した「作用」は、原爆による巨大な人的物的破壊、厭戦の徹底、開戦意志の阻喪、或いは「他律力による圧迫」に対し、「反作用」といて立憲君主国の有効性と限界性、覇権力の顕示、原子核のもつ本質への理解、反戦の誓い、「自律力による不戦の誓い」等によって国家的国民的合意が生まれ、これが公に宣言されたとき、始めて宿業は消去されるように思います。
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