普遍化のすすめ
第4章 思考と具象構造体ならびに循環系の仕組み
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2.扇形構造体並びに具象の小路
このようにして認識向上の梯子の組み合わせ順序とその構造は、現象のあらゆる分野を理解するのに極めて重要な要因となっており、物的システムの構造は勿論のこと、内的なシステムの構造を含めて構造体という分野を科学することは我々の創造性だけではなくわれわれの生命現象にとっても大切な課題と思われます。ここで思考と具象に関する構造科学的なモデルつくりを試行する前提として最低必要な仮定のありそうな法則を取りあえずのものだけですが、列記してみたいと思います。
1)モデル構築の前提となる原則的仮定
① 森羅万象の中のあらゆる主体や現象のもつ構造体は、その外囲環境の持つ構造と有機的に一体であり、独立して存在する構造体はない。
② 構造体には骨格となる構造があり、この骨格と有機的につながる一定の性 能を持つ組織体によって構成され、骨格と組織そして外囲環境とは完全に融合することによって活力が与えられる。
③ 構造体の骨格は、存在目的の持つその志向性によって計画意図が変化し外囲環境に適応してカタストロフ的な変化を起こす。
④ 構造体の骨格となる構成要因の配置には、斉動性、両極性、三合性、境界領域の連担性あるいは詳細部分などの有機的融合性が存在する。
⑤ 有機的な反応過程が細分化され単位過程が理解されたときに発見される機序のもつ法則は、我々が認知する普遍的法則と合致する。
⑥ 物質の形態(構造体)や機能は、想念や思考の固定的な状態である。
⑦ 認識限定の法則により直線的な認識向上は困難で、階段状に認識は上昇する。
従って同質な要因の融合を行うサークル思考と比して、異質又は次元の異なる要因の融合を行うスパイラル思考に際しては曲線を描くように階段の数を増やして融合の機会を増加することによって意識の上昇を確実に行うという態度が必要になります。このように思考構造体と具象構造体を構築するにあたって必要と思われる法則性についてありそうな仮説をおき、これに従って構築されたモデルが現実の社会動態や現象を説明し計画手段として活用が可能か否かを検証することにしたいと思います。構築の過程や検証の段階で問題が発生したときは、この仮説設定に戻って再構築の修正を行います。
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