普遍化のすすめ
第5章 地球人類に関する扇形構造と循環構造
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2.人類における扇形構造構築の試み
ここで思考構造体モデルを使用して、われわれにとって今も尚、未知である人類について一段と理解を深めやすくするために、人類に関する扇形構造の構築を試みたいと思います。地球に住む人類に関する思考構造体の扇形要因は、地球という惑星領域を対象とするだけに少なくとも太陽系あるいは太陽系銀河に属する宇宙が対象であり人間を含む自然循環系の総ての領域が対象になります。
その様に考えてみると、思考構造体モデルの扇形要因のためにわれわれが必要とする知識に対して、われわれが現在持っている知見が如何に少ないかがよく解ります。そしてまた今までの知見がたいへん偏ったものであることが解ります。
手に掴めるものから出発したわれわれの態度が、今問い直される時が来たという想いがひとしおであるのも宜なるかなとむしろ肯定する態度で、われわれの歴史を活かすことが大切であると思います。
この検討が、人が何処から来て何処へ行くのか、私たちの自己実現とは何か、そして人生における生きる意義を問うものである以上、人類という存在における主体ごとの営みや現象などの位置つけが浮き彫りにされる扇形の諸要因のあり方と要因の組み合わせ方には特に慎重である必要があります。
1) 扇形要因配置システムの原則的仮定
最も類似すると思われる都市計画の策定用の扇形構造に関する思考構造体モデルやベテランズシステムを援用しつつ、まず扇形要因の配置原則を仮定します。
① 識限定の法則に従い、認識は近接領域にしか伝わらないこと。従って扇形要因の配置にあたっては近接領域であり、認識の融合はエンドレスに継続するようなエスキスを実施すること。
② スパイラル思考においては、下の意識が上の意識に働きかけるべきで上の意識は熟知されている下からの働きを受けて融合に進むため、特に並べ方の配慮が必要であること。
③ 新認識は詳細かつ具体的な部分しか融合できないこと。従って扇形要因は策定者が具体的に認識できる詳細要因の水準を維持していること。
④ 意識が上昇し認識が可能になる順序に配置される必要があること。
⑤ 配置順序には扇形要因の両極性、三合性等が維持される必要があること。
⑥ 主骨格となる各構造要因間も必ず近接領域で連担すること。
⑦ 計画者の推理力にしたがって各構造に向かう上昇か、サークル思考後(レイヤー構造)の上昇かを事前に決定すること。
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