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日本の国際貢献 Japan's international contribution

日本の貢献

『2』対立の創造と融合からの創造

P11

対立因子からの創造と融合からの創造
 数世紀にわたる科学的手段によって今まで究極に向かう仮説の一つに過ぎなかったものが事実として証明されたり、さまざまな水準の高度なご意見を伺う方々が、社会的に参画されるようになって人間の本質的な立場が少しずつ明らかになってきています。

 今までの物質的な領域に限定した自然科学では、分析した構成因子の特性を解析し、解析因子の特性を対立させて新認識の獲得に繋げるなど、物質の持つ両極性を活用して対立する特性を利用した再現によって証明された構成システムを活用する多くの事例が存在しています。この両極性は物的な領域でのみ成立する法則であり、行動主因が内的になればなるほど適用できません。

 物的な領域における様々な解析によって抽出された因子の特性を対立させ、両者の相違点をクローズアップして極性の利点や中庸を模索するという検討によって得られる新認識が、いままでの世界を動かしているように思われます。つまり対立因子の相互関係を詳細に認識して、自我の相対的な位置付けを認識評価して、将来発生すべき事態に対処すべく有効な手段を検討することでは、今、世界に起きている様々な想いを伴う課題、例えば社会的正義や公平感などに対しては対処困難になっているということであります。この状態が先進諸国には当然のこととして問題視されていない所に、世界に発生している深刻な因果相克にむかう課題の主因があるともいえます。

 しかしながら、ここに使用する物的特性の活用では、システムを構成する凡ての因子の因果関係をとても説明できる状態ではなく、特に自然科学では統計学的或いは推理統計学的手法によって因果関係を確率論的に理解し、技術的な領域の仮説検証的な理解をしているに過ぎません。

 ここにいう確率論的な現象の説明態度は、先述のように実は、我々のもつ未知領域の大きさや真実に対する理解領域の大きさを説明しているに過ぎず、因果関係を構成する因子に人間の想いや意志が影響していることを便宜的に排除しているだけのことであります。

 問題は事象を説明するにあたって、確率論的な説明ではなく、システム変動を起こす因果関係を論理的に説明する論拠を如何にして取得するかの日常的な一般解が必要なことと言い換えることでもあります。

 科学的な解明手段によって解決できないとして排他された課題は、数世紀の科学史の中に多く累積しています。また科学的手段の高度化によって絞り込まれた課題に対しスパイラル・シンキングという総合化システムを適用しこれを超えるものとして類型化すれば、その答えは殆ど人間の意識と意志が影響している物的領域に限定されてくる筈であります。

 新しい人類世界に正しく臨んで行くためには、ここでも主観的な要因が、物的領域に及ぼす因果関係に対して、究極の科学に進みそうな仮説理論が準備され、世界的に科学者の認知を受ける時期の一刻も早いことが待たれるのであります。

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