地球社会における新文明への耕作活動へ

日本の国際貢献 Japan's international contribution

航図なき国際社会の“新フロンティア”-日本の国際貢献

6.知識の時代から、包括的思考技術によって肉体頭脳の限界を超えた展開へ

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 客観的に視認できる与件をもとに、試行錯誤する実験の繰り返しの中で、指定された実験手法であれば、誰が行っても同一の結果が得られ、今まで発見された真理や法則に反しない科学的成果が現代の科学技術を生み、人間の余暇時間を大きく増加させました。しかし視認できず、また物証によって実証することの困難な心理的反応を数理統計学的な判定によって推計しようとする時代もそろそろ臨界値に達したかも知れません。
 人間の持つ肉体頭脳は、天才といわれる多くの方々の頭脳を持ってしても、とても追いつかない専門化と深化が進み始めているように思います。この様な高度な能力ある方々が何かのお役に立とうとして、つまり聖なる思いに急がされて総力を挙げたとしても、肉体頭脳のもつデザインされた機能的な限界は、いま要求されている累乗的な総合的要請には耐えられる程の大きさはありそうもなく、限界状態にきているのではないかと思うのであります。
 この状態の一部は、漸くにして医学的分野に現実的に観察されるようですが、新しく迎えている地球人類のおかれた情勢は、我々にあまり充分な時間を与えていないように思います。
地球の現状では2020年には90億人を超える人口を数え、その食料や資源エネルギー消費との関わりから、地球生態系の破綻への臨界値は、もう我々の目にも見えてきています。
 この残された重要な時間を有効に活用するために我々は、次の二つのことに総力を挙げて挑戦しなければならないと思います。
 その第一の道は、人間の肉体頭脳は、ほんの数パーセントしか使用していないで、未だのこりの95%は充分な活用容量を持っていると考えず、思考段階が高度になればなるほど累乗して使用する記憶素子量は拡大し、宇宙との関わりを説くようになるときは10の数十万乘という精緻な情報を使用するようになるだろうことを想定し、思考という行程を超えて直覚という領域に入ってゆくことを理解しておかねばなりません。従って、人間が究極の智恵こそ愛であることを理解し、究極の智恵を行使して「多数の方々が社会的ジレンマを超えて人類が生き残るために必要な創造のために協働する体系」を如何にして有効に創り出すかについて総力を挙げなければならない状態にあり、世界の英知を結集すべき政策のあり方を問うことこそ、思考経済的な現状解決の道であることを賢明に理解しなければなりません。
 第二の道は、偉大な発明が実現するときは、研究者が熱意のあまり課題に熱中しているうちに多様な迷いと変化の中で知らぬ間に捨象し、リードする要因を単純化して理解していることが多く、その時は自我を知らぬ間に放棄し、そんなとき天啓を受けることが多いことに注目しなければなりません。そしてその様なときは自らの動物的な貪欲性は知らぬ間に排除されてしまい、考える前に自我放棄が進んでいることが多いことであります。この知らぬ間に起きた分かち合いが主因となって天啓が始まり10の数十万乘という精緻な宇宙的な情報による指導の受容が始まり、これによって人類が存亡を賭ける科学的技術が人類全体に受容されることになるのであります。

 その時こそ発明が活かされた国家の貪欲性と覇権による問題のもつ宿業が消去されることになり、これに打ち克った地域の人々の魂によって、人類が当面する新エネルギー技術の天啓の受容と展開が始まり、更なる未来と人類進化の道が開けるものと信じて疑いません。
 この二つの聖なる道を選択するにあたっては、半歩ずつ前進する道もまた、我々にとっては現実的な意味があることかも知れません。

以上



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