地球社会における新文明への耕作活動へ

日本の国際貢献 Japan's international contribution

惑星“地球生命体”に夢と希望を!

【Ⅰ】惑星“地球”に八方ふさがりの混沌

 P1

 今年の6月10日、リーマンの破綻を前に、イギリス最大の銀行であるHSBC(香港上海銀行)の会長で、英銀行協会の会長も務めるスティーブン・グリーン氏が、銀行協会の年次総会での講演の中で、以下のように述べたそうであります。http://tanakanews.com/  「米英の銀行がこの5年間展開してきた、レバレッジを拡大すればするほど収益性を向上する金融ビジネスのモデルは、破綻した。バブル崩壊という循環的な変化ではなく、ビジネスモデル自身の破綻である」「今後は、以前のような利益率の高い時代は終わる」「もはや銀行はレバレッジの拡大ではなく顧客との信頼関係や、運用の効率化、急成長しそうな市場への参入といった伝統的な歴史を持つ経営姿勢に戻る必要がある」と公式の場で発言したのであります。

 アメリカと並んで国際金融界の中心に位置しているイギリスの銀行協会の会長が、レバレッジの急拡大によって儲けるつもりの経営モデルが破綻し、伝統的な経営モデルに戻らざるを得なくなったと宣言したことは、大変に色々な意味で衝撃的でもあります。

 そして又、9月25日、ドイツの財務大臣がドイツ国会の場においての発言で「アメリカは国際金融システムにおける超大国の地位を失いつつあり、世界の金融システムは多極化してゆくだろう。アジアと欧州とに、いくつかの新たな資本のセンターが台頭してゆき、世界は二度と元の状態とも云うべき米国通貨の1極支配体制には戻らない」と表明したそうであります。http://www.ft.com/cms/s/0/1d6a4f3a-8aee-11dd-b634-0000779fd18c.html

 銀行の伝統的な経営モデルとは、市民から銀行に預金してもらい、その集めた金を投資運用して利益を出すやり方でありました。これに対し、レバレッジを使った銀行経営モデルは、ローンや債券、手形(CP)発行などによって投資家から調達した資金を幾層にも重なった仕組みで運用し、生産や流通に関する資金の因果関係を、理解困難なものにしたゲーム性の強いものしたように思われます。

目次つづき→