惑星“地球生命体”に夢と希望を!
【Ⅴ】大きな視線と現実的な手の働き
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一方、ロシアやフランスなどには、更に強力な金融調整機構の新設を求めている動きがあります。金融サミットでは日米欧や中国、インドなど計二十カ国の首脳が出席する予定であり、国際的な金融機能の調整機能ばかりではなく、地球国際社会の再生や地球生命体への新しい思想的転換というか、グループ化や公の父性への働きが、何処彼処に垣間見えるような感じを受けます。
しかしこれらの新聞報道や、多くの論説に触れてみると、精一杯の臨床療法とは思いますが、何となく隔靴掻痒の感を受けます。その議論の生じた背景を整理し、必要な軸性を定めて臨んでいるような感じを受けません。討議の背景の整理には、先ず現状を造りだした原因を理解することはもちろんですが、我々が適応すべき与件変化の本質的な要請を理解するには、ほど遠い意識のおき方のように感じます。
恐らくは残念なことですが、この状態は期間限定の為政者のおかれた立場に基づいて行動するばかりとなって、魂の働きに揺らいでいる各国民衆の生活の底にある魂の声を受けとれぬまま、長い原子の意識と言うか、経済的支配力を高めつつ貪欲の象徴のような法人格が地域社会を圧捲して、覇権主体となるような働きからは、出て来る気配さえ感じられないように思います。
言い換えてみれば、このような対症療法によって部分的な改革をなすのではなく、自律的な改革が生まれるように、自己組織化される背景を整えた地球生命体へ貢献する人間の役割の基本思想を仮にでもよいから設定し、これに準拠した大きな視線の指し示す領域の中の位置つけを明確にして、惑星地球における総括的な扇形構造の中の、経済通貨制度上の位置つけと因果構造を概定し、対極と近接領域間に調整の方位を与えるべき基本的な態度が提示されるべきであると思うのであります。