地球社会における新文明への耕作活動へ

日本の国際貢献 Japan's international contribution

惑星“地球生命体”に夢と希望を!

【Ⅵ】学際領域の拡大と融合-スパイラル・シンキング(WBSとクリティカル・パス)

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 巨大な技術が集積した現代技術も、技術革新の継続と共に微細な技術集積に変化し、高度に集積された機能の放つ創造力の大きさに伴って、逆用された破壊力はますます拡大しています。この個的な能力の拡大は、社会的な力関係を大きく変革してしまい、巨大技術が与件適応力が小さいのに反して、個的な技術の適応力は益々大きくなっています。鳥の新型インフルエンザビールスが、極めて単純な機構によって出来ている生体であるゆえに、与件に簡単に適応して、人間にも発病力をもちうる適応性能の高いことに類似しています。

 われわれが、太陽系宇宙に調和して生き続ける「地球生命体に夢と希望溢れる未来像」を描き出すに際しては、国益を対象として国民を説得していた時代に比べれば、少なくとも惑星“地球”の有限に目を向けなければならないように、識別の対象となる領域を拡大して、これに見合う政策を論じなければならないことは当然のことであります。

 しかしそれだけではありません。対象領域の拡大は、思い込みや慣れ親しんだ思考手順からも離れたとみえる事象に対しても、人間の頭脳の働きそのものが偏りを示して、拡大した対象領域に不適合な対策を、良いものと誤認してしまうことが多い可能性があることに注意を向けねばなりません。

 従って、われわれが有限の惑星“地球”から太陽系宇宙に適応するために行う対策の策定には、領域の拡大に伴うわれわれ自身の意識や識別力を、自己批判し謙虚な態度で接しなければなりません。
 そこではよく行われる論理的な物語性とも言って良い手法によって、行われるシナリオ・メイキングは、決して行ってはならないことであり、かといって太陽系宇宙を科学的に理解した上の、客観性に準拠したシナリオ・メイキングも出来る状態ではありません。

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